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代表挨拶

一番大切なのはいつも「人」。 その想いは決して変わらない。

物流業界に特化し、人材派遣ビジネスを手掛けてから、早いもので10年以上が経ちました。その間、たくさんのお客様やスタッフに支えられ、会社は大きく成長しました。

「人の問題を解決し、生産性を高め、利益の出る現場作りに貢献する」。単に人手不足を解消する手段ではなく、「お客様の利益を創出する」ための人材サービスとして。この考えにご賛同をいただいた結果、今日があります。

そして当社がどれだけ成長しようが、どれだけ時代が変わろうが、決して変わらないものがあります。それが「一番大切なのは人である」という思いです。決して理想論を語っているわけではありません。紆余曲折、様々な経験を通してたどり着いた結論です。

「人は二の次」。  その結果、私を待っていたもの

 

20代の頃、社員10名程度の小さな会社を経営していました。恥を忍んで申し上げると、今とはまったく逆の考え方でした。給与は完全フルコミッションでどんどん人を雇う。売れる者は高い報酬で厚遇する一方、売れない者は去っていく・・・この繰り返しでした。

時代の追い風もあり、会社は成長しました。従業員と飲み歩く日々。しかし有頂天になればなるほど、私を見つめる従業員の目はどんどん醒めていきました。

その時、ふと思ったのです。「自分は一体何をしているんだ?本当にしたかったのはこれだったのか?」。突然、何もやる気が起こらなくなりました。儲けは大事ですが、一緒に働く仲間が幸せでなければ、事業をやっていく意味がない。心の底から反省しました。結局、周囲の猛反対を押切り、その会社を清算しました。

心機一転、

「また事業を起せば、家族くらいは養える。しかし何をなすべきか?」。
その後、経営から遠ざかっていた私は、沢山の方に教えを請いながら、自問自答の日々を過ごしていました。

「あれこれ考えていてもしょうがない。まずは何でもいいからゼロからやり直してみよう」。
そんな時、たまたま「物流スタッフ」の求人広告を目にし、物流業界で働き始めました。経営に比べたら気楽なものだ、という感覚で、何も考えずに飛び込んだ物流業界。ところが、現場を目の当たりにして唖然としてしまったのです。

コストダウンの結果、そこで見たのは挨拶も返事もない士気の下がった現場でした。毎日ミスが相次ぎ、人が一人、また一人と辞めて行きました。その雰囲気は、かつて私が作った会社にそっくりでした。

「よし!これも何かの縁かもしれない。ならば私がこの業界を変えてみせる」。
無謀にも一介の物流スタッフがこんなことを思ったのです。

私が取り組むべき事業が決まりました。それが「物流業界に特化した人材サービス」でした。大きく元気な声が飛び交う現場。スタッフ全員が士気を高め、自らの力を120%発揮し成長できるしくみ。現場で働くみんながもっと輝くためのステージを提供したい、こう思ったのです。

「人の力で物流現場を変えていく」。

実現には長い時間がかかるでしょう。しかし人生を賭けて達成する、そんな使命を背負って生まれた会社、それが「イントラスト」なのです。

「人の力で物流現場を変える」 この事実を物流業界に浸透させたい。

早速、物流の現場を細かく調べてみました。すると、たくさんの課題が見えてきました。まず1つ目は現場でのコミュニケーションの欠落。これが、現場の士気を落とし、生産性の低下を招いていることは明白でした。

そこで最初に行なったのが「元気の良い挨拶や返事」の徹底。「そんなことでは現場は変わらないよ」という声をよそに愚直に取り組んでみました。するとすぐ変化が現れたのです。スタッフ間で頻繁なコミュニケーションが生まれ、現場責任者の指示もスムーズに流れるようになりました。小さなミスが減り、生産性も改善していきました。

また仕事が遅く、動きに無駄の多いスタッフには、手本を見せながら丁寧に教えてみました。すると別人と見違えるほど仕事のできる人材に成長したのです。問題は単純に「仕事のやり方がわからなかった」ことと、指導をきちんと教えれば大きく成長することがわかりました。

「最新のハードウェアやソフトウェアだけでは、現場の生産性はなかなか上がらない」。
このような声を多くのお客様からお聞きします。そんな時こそ、「人」「組織」「チーム」などの「ヒューマンウェア」を変えてみるだけで、多くの問題点を解決できます。今いる人材だけで現場を活性化し、生産性を上げることができるのです。

負のスパイラルに終止符。 業界の「構造的な問題」を治していく。

 

常にコスト削減にさらされている物流業界。「人材はできるだけ安く使いたい」という風潮はある程度、致し方ないのかもしれません。とはいえ、このような人件費の抑制が、優秀な人材の獲得を阻害し、慢性的な人手不足に拍車をかけているのは周知の事実です。

さたに十分な教育や指導も行なわれず、現場の士気も下がる一方。定着率は低下し、人材の流出だけが進行していくなど、完全に「負のスパイラル」に陥っています。

この問題に終止符を打つためには、物流業界の常識や構造を変えていくしかありません。ならばこれらの課題を、私たちの人材サービスで少しでも解決したい、そう本気で考えているのです。

物流現場で活躍する人材を育てるために

この問題の解決に向けて、お客様と始めた取り組みの一つが「待遇の最適化」です。

「スタッフを正しく評価し、その評価に見合った待遇を与える」ことです。その人材が発揮した能力、生産性、成長に応じて、適正な賃金を支払うことで、本人のやる気が生まれ、結果的に生産性の向上につながります。安易な転職を抑制し、重い負担だった採用コストや手間を減らすこともできます。

二つ目は、「マッチング」の強化です。
現場では、一般的な倉庫作業だけではなく、フォークリフト業務、様々な管理業務が存在します。また同じ業務でも現場によって求められるスキルが大きく異なります。したがって、現場によって異なる業務内容を正確に把握し、最適な人材を選定する「マッチング」の力がより重要になってきます。

「おたくのスタッフはいつも期待以上だね」との評価を頂くことが多いのは、私たちが物流業界に特化していること、また営業担当者が元々物流現場の経験者のため、業務に精通していることが功を奏しているのだと思います。

最後の三つ目は「教育。訓練」。
経験者、未経験者関わらず、元気の良い挨拶や返事を徹底して教育します。現場の士気が低く、基本的なコミュニケーションがなされていないと、どれだけ仕事を教えても、その効果は半減するからです。

各業務については、求めるスキルを明確にして訓練していくので、すぐに戦力化することができます。また、成長意欲の高い人材に対しては、コスト意識や品質管理、生産性など「物流全体の視点」を持たせることで、現場責任者レベルのスキルも備わっていきます。

単純な倉庫スタッフであっても、意欲があればフォークリフトの資格取得をバックアップするなど、どんどんチャンスを与えています。

「生産性に応じた適正な対価」が健全な業界を育む

「待遇の最適化」「マッチング」「教育・訓練」

この基本的なことを、ただひたすら愚直に取り組み、人を育てる。すると必ず生産性が向上し、結果的には人件費の抑制につながります。

とはいえ、お客様も無条件に容認できるわけではありません。そこで私たちは必ず「お客様の利益」から逆算した「一人当たりの生産性」「適正な人員」を試算しています。その上で、その生産性を実現できる人材だけを採用し、派遣しているのです。これによりお客様のリスクを最小限に押さえながら、優秀なスタッフを派遣することが可能になったのです。

物流業界で働くすべての人が、正しく評価され、適正な待遇で報いられる。一人ひとりが能力を発揮し、高い生産性が実現する。結果的に人件費が抑制され、適正な利益が生まれていく。スイッチ一つで大きな変化が起こるわけではありませんが、こうした地道な取り組みによって、満足のいく効果を叩き出すことができます。

いずれにしても、そこには私たちの「一番大切なのは人である」という思いが脈々と流れていることは言うまでもありません。そして人手不足、コンプライアンス遵守の今こそ、この理念に基づいたサービスと人材をお客様に提供し、共に事業の発展を目指したい。そう心から願っております。

株式会社イントラスト 代表取締役 對比地 伸一